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Bohemian DeDe
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わが心のParis 11
「どんなにお金がなくても仕事で出張する時は一流のホテルに泊まれ。
もしそれがどうしても無理なら、商談はさも泊まっている振りをして
一流ホテルでやれ。 取引先に一塊もの不安材料をあたえてはならぬ」

会社を設立する時にある人に言われた言葉である


そろそろかぼちゃの馬車でお迎えが来る時間だ。
夢のような一夜はもうすぐ終わりである。

Pierreが「さあ、ホテルまでお送りしましょう!」と言い出した。

まずい。

でも「結構です」と断るのは変だ。

困った。 

Pierreを紹介してくれたBobの名誉にも関わる。
 
でもなによりも自分でも格好をつけたくなっていた。

あんなホテルに泊まっているなんて間違っても見せるわけにはいかない。

苦渋の末、北駅まで送ってもらうことにした。

「この近くだから少し酔いをさましてから帰りますから」 と言ったら

「この辺は危ない地区だから女性の一人歩きは危険だ。
ホテルの前まで送り届けますから」

と向こうも気を使って譲らない。

本来、この近くに泊まっているということは・・・もうバレバレなわけであるが、
それでも最後の見栄を張ってどうしてもホテルの正体を明かしたくなかったのである。


「本当に大丈夫ですから」 と丁寧にお礼を言って、
無理やり車から降りて一目散に姿を消した。

わがオンボロホテルに戻ると夜中の受付担当の「本当にここに行くの?」
と聞いてきたMohamedが

  「どうだった?」

  「すごい所だったでしょ!18世紀の貴族の館だよ」

  「どんなパーティーだったの?」

  「あの中に入れるなんておれには一生あり得ないよ!」と

好奇心まるだしで質問ぜめにあった。


ガラスの靴を履いて行かなかったDeDeは
あの場所に戻る方法を知らない。
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 15:27 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のParis 10
アル・カポネのおかげなのであろう。
我々一行はHotel Ritsに着くや否やもうvip待遇である。
(多分彼らはViPなんだろうけど)

にこやかに、スマートに挨拶をしながら奥へと導かれてゆく。

こんな時もPierreは田舎娘丸出しのDeDeを
多分支配人であろう人にきちんと紹介してくれる。

Bienvenue Madame

うやうやしく手をとって挨拶してくださる。

もう、どうしてフランス人は(心の中でどう思っているかは別として)こんなに
エレガントに女性を受け入れることができるのであろうか!?

DeDeはすっかり舞い上がってしまった。
もちろんシャンパンをしこたま飲んでいるからであるのは言うまでもないが。

これ以後起こったことはあまりよく覚えていない。

Pierreが踊っていたのはどうみてもゴーゴーダンスだったことと、

オードリーヘップバーンは見事なまでの妖艶な創作踊りであったことと、

バンカー・トムクルーズがRitsの灰皿を何故か懐に忍ばせたこと

を抜かしては。

Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 14:01 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のParis 9
もう、Pierreの講釈も、シャンパンの味の分別もつかなくなった頃、
アル・カポネがディスコに行こうと言い出した。

この頃まだクラブなどというものはない。

guestの面々は 「ああ、いつもの所ね!OK!」 という感じで移動の準備
を始めている。

ちょっとここで実名を明かすわけにはいかないが、万年筆の会社も、
プレタポルテのメゾンオーナーも、ゴッドファーザーのホテルだって 
日本人に言えば80%以上の人はご存知であろう。

そのカポネさんに
「フランスでディスコに行くのは初めてだ!どんな音楽なのか?」
と聞くと、
「Hotel Ritsの中のディスコだよ!」

え〜!!!!

Hotel Rits にディスコなんてあるんだろうか?????

そんな高級ホテルにはDeDeは全く縁がなかった。

今回滞在中のホテルだって、パリ北駅徒歩3分。つまりパリの中でも
最貧民ホテル街のひとつである。

部屋にはトイレもついてなく、ベッドのスプリングは横たわると床に着きそうな
くらいだらしのない代物である。



まるで秘密の花園に足を踏み入れる気分であった。

我々のグループは恐ろしいことに、首までシャンパンに浸っている
pierreの運転で男娼の出没するあたりのブローニュの森をぬけ
一路Ritsへと向かったのであった。



Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 21:57 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のparis 8

飲んだ、飲んだ、飲んだ。

とにかく沢山飲んだ。

多分これから何年生きようと、生涯こんな素晴らしいシャンパンを
飲むチャンスがあろうはずもなかった。 (特にただで)

人は生まれを選べない。

シャンパン製造メーカに生まれついた御曹司は毎日こんなものぜいたく品)を飲んで
暮らしているのだろうか?

子供の頃シュークリームが大好きで、シュークリーム屋の子は毎日
シュークリームばかり食べているのだろうか?羨ましいと思っていたが、
DeDeはこの時、人生とはあまりに不平等の連続である、と
悟ったのであった。
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 17:13 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のparis 7


よーく見ると、ゴージャスなテーブルの上にはシャンパンの瓶、瓶 また瓶!

次々に運ばれてくるキャビアやレバーのパテをつまみながら
guest集団は華やかにシャンパンを飲みまくっているではないか!

ひとつ ボトルを開けるたびにPierreが講釈を述べる、

「1946年この年は〜でよい葡萄ができ〜 個性のあるテイストに
 仕上がった」なんて感じ。

まずはホストである彼がコルクを抜く。

グラスに少量のシャンパンを注ぎ、口に含み・・・というアレをやる。

なんといきなりpierreは含んだシャンパンを吐き出し、「pardon」
と言うと血相を変えてボーイさん達にいくつかの瓶を開けさせて
テイスティングを繰り返している。

テイスティング・・・・ DeDeにとってはかっこ付けでやる
儀式に過ぎないもののひとつ、位の認識しかないものであるが、
Pierreは真剣そのもの。

初めに開けたボトルのコルクが病気だったと言う。
Pierreはguest達に不手際を詫び、軽やかに、
まるでダンスをしているかのように軽やかにシャンパンを注いでまわる。

なんてエレガントな姿なんだろう!!!!

DeDeにも優しい目を向けて黄金色のシャンパンを注いでくれた。

ウ、ウ、ウマイ!

生涯こんな美味しいシャンパンを飲んだことはない!

もう、感動で泣きそうであった。



Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 09:57 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のParis 6


ここでguestの顔ぶれ紹介

くだんのオードリーヘップバーン(デザイナー)

そのスポンサー愛人 アル・カポネ(万年筆の会社会長)

インドのマハラジャ(食品メーカー社長)

ダイナスティー ヘレン(プレタポルテメゾンオーナー)

ゴヤ(画家)

バンカートム・クルーズ(銀行マン)

ロバート・レッドフォード(下院議員)

ゴッドファーザー(ホテルオーナー)

フランス人はフランス語以外は使わない!と聞いていたのに、
DeDeの怪しいフランス語にあきれたのか、みんなお互いも英語で
話してくれる。 なんて優しい人たちなんだ!
(みてくれはものすごくおどろおどろしかったが・・・・)

そしてPierreはなんとフランス屈指のシャンパンメーカーの17代目
御曹司なのであった。
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 10:11 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のparis 5

・・・・なわけはなく、

でもヴェルサイユ宮殿かと見まがうばかりのすごいお城。

pierreと友人のペロー氏が厳寒の中、二人で玄関先にDeDeを出迎えに出ていてくださりうやうやしく「ようこそ!」と挨拶して下さいました。

もう、このお城にビックリ、pierreのドはでなシャツとネクタイにもビックリ。

DeDeはほとんど、「ここはどこ? 私はだれ?」状態。

ボーイさんに手をとられて中に案内されると8人くらいの人達がくつろいでシャンパンを飲んでいて、皆いっせいにDeDeのことを見る。

やっぱりね〜

軽いパーティーだなんて言っておいて、女性は皆ロングドレスを着ているではないか!
しかも頭を高く結って、長いキセルを持ち、たばこをくゆらせて、そう、まるであの ”ティファニーで朝食を” のオードリーヘップバーンとその仲間、 顔負けの面々ばかり。 

I wish I were melt and die 

場違いの恥ずかしさに天井を見上げると天使とヴィーナスが戯れている姿が

これって18世紀の天井画!!!!

呼吸も止まりそうなのであった。

でも驚くのはまだまだ早かった。

Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 00:47 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のparis 4


parisはTokyoに比べるとそんなに広い都市ではない。
タクシーに乗ったとて、たかが知れているだろうと思っていた。

運転手さんに住所が書かれた紙切れを見せると、「Oh!」の反応。

ますます不安になる。

タクシーはparisの街を進めども、10分たっても20分たっても目的地には着かない。
だんだん人気のない雰囲気になり、このままタクシーの運転手にさらわれたらどうしよう!!!!
などと不安は絶好調!  おまけにもっと不安にさせられたのは、一向に着く気配のない様子の中、タクシーのメーターは上がりっぱなし。

200フランを超えたら路上でもいいから降ろしてもらおう、なんてカチャ カチャあがるメーターを見つめながら決心していたら、ついに到着。

真っ暗な中でライトアップされた建物をみたら・・・

えっつ!!!!

ヴェルサイユ宮殿!!!!!  絶句
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 19:28 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のparis 3
 

もうこうなったら開き直るしかない。

泊まっていた安ホテルのレセプションの男性に教えてもらった住所を見せて
場所を確認すると、

「エッ! ここに行くの?」

「ここは夏しかやっていないよ。しかも会員制のクラブハウスだし。 
 本当にここ?」

なんて言うではないか!

「だってここだって教えてもらったの」←DeDe

「ムムム〜 しかもその格好で行くの?!」

「え〜!!!?????  どんなとこよ?」←DeDe

と、にわかに不安に。

paris市内ではないと言われ、仕方ないのでタクシーに乗り込んでいざ出陣。
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 23:04 | trackbacks(0) | pookmark |
わが心のParis 2
 

まだ20代の後半だった頃、初めて、仕事で、パリに行った。

無事お仕事も終え、少しはパリ見物でもしようかと思った時に友人Bobの顔が思い浮かんだ。
彼はロスに住んでいるれっきとしたアメリカ人だが、確かParisに永い付き合いの友人がいるといっていたっけ。

そこで、Bobに電話。

Pierreを紹介してもらった。  彼の素性は一切聞かずに。

DeDeの自分勝手で唐突な電話にもかかわらず、pierreはその夜に自分主催の軽いパーティーをやるから是非ご出席願えないかと言ってくれた。

パーティー大好きのDeDeの胸は躍った!

しかし、よく考えると、今回の旅は100%ビジネスモードだったので、パーティーに耐えうる服も靴も何も持ってきていない。
TPOをわきまえるのが素敵な女性の骨頂と信じているDeDeにとって、これはかなりまずい状況である。

が、しかし、まだ若く貧乏だった当時のDeDeにそれらを現地で買い求める経済的余裕はなかった。

仕方がないので白いシャツにブルーのパンツスーツで行くことに

(わっ!最悪!)
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 パリ編 | 10:18 | trackbacks(0) | pookmark |
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