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Bohemian DeDe
| - | | - | pookmark |
9.11を体験して 7
 
公平を期すために、それでもアメリカは流石だ!と思ったことも
述べねばならないだろう。

しばらくすると、TVはありとあらゆる宗教の坊さん達が
なくなった人たちの魂を弔っている姿を
えんえんと何時間もかけて映し出すようになった。
もちろんそこには、イスラムの宗教指導者の姿もあった。

いったい何人の・・・つまりどれだけの宗教の信徒がこの国には
いるのだろうか!!!!
キリスト教徒(もちろん宗派ごとに)東方正教会、仏教、イスラム教、
ユダヤ教、ゾロアスター教、分かるのはこの辺まで。
でもTVに映っていた各宗教の代表者はもっと沢山いた。

そうこうしているうちに、街で歩いているイスラム教徒が暴行された
事件が報道されるようになった。

それを、気の毒だけど仕方ないと囁く人々、
一方で、こういう時こそアメリカの良心を各々に問わなければ
ならないと、アメリカ誕生の(ピルグリム)原点を思い起こさせる
素晴らしい発言も出てきた。




DeDeは移民国家の現実を思い知らされた。

もちろんアメリカという国はそれは、それはヒドイ差別国家である。
昔、新大陸という言葉に憧れていた頃、ヨーロッパと違って
身分も、差別もないパラダイスのように思っていたことがある。

だが、住んでみてすぐ分かったのは、パラダイスなどは
この世の何処にもないことである。

そして想像以上に、アメリカはヒドイ人種差別国家であった。

だが、それでも国家として、いろんな不幸な遍歴をたどって
意地でも、舌を咬んでも全ての人に平等で自由な国家で
あろうと努力している姿は、それはそれで一つの真実であった。

どんな国もパラダイスではない。

そこには醜い部分と、美しい部分とが共存し、
人々はその中で自分なりの最大の幸福を求めて
生きているということだ。


NYに平常が少しずつ戻ってきた。

今回の事件は今後のアメリカという国を大きく変える事になるのは
間違いないであろう(そして現にそうなった。アメリカはここから
大きく衰退の道を進んでいくことになった)

アメリカ人を大きく傷つけ、悲しませる結果になった。

そしてその報復の感情は暴走を始めようとしている。

彼らが何故アタックされたのか?

その考えにいたるアメリカ人が一人でも増えていくことを
願って止まないDeDeであった。



                     Bohemian DeDe
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 22:10 | trackbacks(0) | pookmark |
9.11を体験して 6
 
アメリカ人というのは個々では本当に陽気で開けっぴろげで、
優しく、気のいい人たちであるが、ひとたびアメリカの国旗の下に、
アメリカ人として集結すると、途端にファナティックになる。


あれだけ世界中から移民が寄せて、お互い肩を寄せ合い
時には反発しあいながら生活しているくせに、
アメリカ人ほど他の文化や、習慣、歴史に無知な国も珍しいだろう。

それはひとえに、「アメリカが世界で一番の国、アメリカという国の価値
が世界一!」という概念に疑問の念を抱かないからであろうと思われる。


滞在していた家のBonitoさんのご主人は
TV報道を見ながら「アメリカは世界を助けるのに、世界はアメリカを
助けない」とブツブツ言っている。

DeDeはこの言い方にカチン とくる。

アメリカは都合のいい時に(勿論国益に叶う時だけ)
都合のいいように世界を助けている振りをしているだけだ。

それが国家転覆だったり、要人の暗殺だったり、なんだってありだ。

つい最近なんか国家の主権まで侵して、自分達が殺したい人を
他国に土足で踏み込んで殺したりしているではないか!



なんというナイーブな人たちなんだろう。
彼らはアメリカ政府の言う所の「困った人たちをアメリカは助けてきた」
をもろ手を挙げて信じているのだ。

TVではパレスチナの人々がNYがアタックされたのを見て
喜んで踊っている姿を何度も、何度も映し出していた。


そのうち、倒壊したビルをかたずけたり、消防士たちを助けている
ユダヤ人の姿を映し出すようになっていった。

現場には多くのボランティアが働いていたが、その民族を
映し出してゆくなんてアメリカでは全くナンセンスである。

それもわざわざユダヤ人とわかるように、キッパー帽を被っている人や
オーソドックスの服を着ている人たちを意図的に撮っている。


こうして、イスラム教徒は悪の権化とされていったのであった。




                            Bohemian DeDe


Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 22:13 | trackbacks(0) | pookmark |
9.11を体験して5
 
その後しばらくしてTVのNewsで知ったのだが、アメリカ中の
国旗が売り切れたそうである。

こんな時、もし国旗のストックを沢山持っていた会社は
大儲けをしただろうな〜

だってお店というお店に国旗を求めて多くの人が群がって
いたのをDeDeもこの目で見たのであるから。

もともとアメリカ人は国旗にそのアイデンティティーを求める
傾向が日本人よりはるかに強い。

国旗侮辱罪なんてものもあって、国旗をむやみやたらに
ふんずけでもしようものなら、お縄になる国である。

普通の家庭の普通のお庭に、祝日でもないのに国旗がはためいている
のはアメリカではごくフツーの光景だ。

経験していないので分からないが、もし東京タワーに外国の飛行機が
突進してきたとして、それで少なからずの人々が亡くなったとして
日本人は庭庭に国旗を掲揚するだろうか?

はなはだ疑問である。


アメリカ人が国旗を庭にはためかせているのは、
もちろん「我々は負けない!」と意思表示をするためである。


庭だけではない。

車のボンネットに縛り付けてクラクションを鳴らしながら
通りを勢いよく飛ばしている車もたくさんいる。

TVは当然ながら”戦時体制”そのもののアメリカを色んな角度から
紹介している。

1、消防士が勇敢に人を助け出そうとしそして自らの命も犠牲にしたか!

2、多くのボランティアがアメリカ中から集まり、瓦礫の撤去と事件に
     遭遇  した人たちを助けているか!

3、沢山の人々が怪我をした人たちのために輸血のボランティアを
  志願し、溢れんばかりの人々で病院は埋め尽くされているか!

4、宗教の坩堝であるアメリカでは全ての宗教の司祭がNYに集まって
  それぞれの儀式にのっとって亡くなった人々に祈りを捧げているか!

アルカイダの名前が新聞やTVにもあがるようになると、アメリカは
どんどん不幸な方向に流れていった。




                            Bohemian  DeDe

Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 16:46 | trackbacks(0) | pookmark |
9,11を体験して 4
 
・・・というわけで、無事難を逃れたDeDeはそれから10日間
アメリカ人の動向をいやというほど見せ付けられることになったのだった。


当たり前だが、NYであんな事があったからといって、
たとえ大統領が「アメリカは戦争状態に突入した!」とか
扇情的なことを言ったって、
大多数のアメリカ人の日常はその瞬間からも継続していた。


我々もずっとTVを観てその後のいきさつをながめていたかったが、
仕事で来ているアメリカである。

Bonitoさんの仕事場に向かうことにする。
DeDeには大事な仕入れの仕事があるのだ。


Bonitoさんの会社に着くと、スタッフの女性が泣きながら
「今日、私の友人がNYに行っているのよ、彼女どうなっている・・・」
と心配していた。


その気持ちはよく分かるが、NYと言ったって、ひろうござんす。
何しに行ったのかは知らないが、ワールドトレードセンターは
あの辺の勤め人でもない限り、普通の人が出入りするような場所でもない。

そんなに大泣きするのはまだ早いというものだろう。

などと冷静に構えているのは、やはりDeDeと何故か、
取引先のDebra女史。

仕事はみんなそれなりに普段と変わらず続けているが、
ご主人や奥様方から頻繁に電話がかかってくる。


その電話の内容は逐一のコトの成り行き報告である。

1、 どうもテロらしい・・・

2、 ペンタゴンもやられた

3、 ホワイトハウスが本当は狙いだったらしい・・・

4、 ビルが倒壊して沢山の人が死んだ

などなど


一応、会社である。 

こんなにちょくちょく電話をかけてきて、平気なのかな〜?
日本だったら、昼休みとかに連絡しあったりするのにな〜

家族がNYに住んでて心配、とかいうよりも、もっと野次馬的な
感じで連絡を取り合って、「OH, My God !」とか言い合っている。


南北戦争以来、土地が戦場になったことのないアメリカ人に
とっては、やはり大変なショックなんだろう。

その日、やや早めに仕事を切り上げてお宅に戻ると、
ご主人がすかさずアメリカ国旗を買ってきていて
庭にはためいていた。


その行為がすぐにはその後の怖ろしい流れにDeDeの鈍い
感は直結しなかったのであるが・・・・。




                          Bohemian DeDe
 



Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 21:59 | trackbacks(0) | pookmark |
9.11を体験して 3
 一機目が突入した時は勿論、まだNewsになっていないから
その映像が映し出されることはなかったし、朝のNews番組は
いつもの朝と同じように、アンカーマンがくつろいだ様子で
スタジオからなにやら楽しげに話しかける映像であった。




ところが、「たった今NYで飛行機事故があったもようです!」
と告げると、映像はNYのDown townに切り替わり、
まだ状況が飲み込めないTV局のリポーターが
その不自然な事故に”一体これはどうしたことなんだ?”と
その時TVを見ていたほとんどのアメリカ人と一緒に
被害の凄惨さに驚きながらもいぶかしがっているその時だった。


TVの画面に映し出された大型の旅客機2機目が突っ込んだ瞬間
だった。

しかし、今の時代というのは凄いものである。
このDeDeがTVを見ていた瞬間と、日本で報道ステーションを
見ていた人たちは地球のこっち側と、あっち側で
多分同じ映像を見ていたわけだ。

取引先のBonitoさん宅で、我々は言葉をなくし、
奥様はただただ、「Oh My God!」を連発していた。


DeDeはわが身を振り返ると身震いがした。
もしかしたら、というか、本来ならかなりの確率で
DeDeはあの灰をかぶって逃げ惑う無辜の人々の群れに
混じっていたはずだからである。


ここの人がもし迎えに来てくれなかったら・・・・



                              Bohemian DeDe
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 18:18 | trackbacks(0) | pookmark |
9.11を体験して 2
 
だが不思議なことに死神の隣に微笑みの女神がいたりすることもある。

これを”運命”と呼ばずして何と呼ぶべきか!




 NYに発つ前夜、取引先の人からNYの空港に迎えに行くから
 そこで待っててと連絡が入った。

 そんなことは10年以上年に2回の訪問で計20回以上訪れているが、
 一度もなかった。

 なんで急に迎えに来てくれる心境になったのかは今でも分からない。
 本人も急にただ、思い立っただけ、と言うから女神の仕業なんだろう。

 そのおかげで、予定より5時間近くも遅れて到着したNYだったが、
 そのまま 取引先の方の車でとにもかくにもNYの隣の州境の
 コネチカット州まで前の夜に移動することが出来た。

 
 そして翌日の朝、9.11 のあの飛行機の突込みを日本にいた人たちと
 同じようにDeDeもTVで観ていたのである。


                      Bohemian DeDe


 
 
Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 13:54 | trackbacks(0) | pookmark |
9.11を体験して 1
 今年はあのNY9.11事件から丁度10年たって、
色々と式典なども催されたようである。

DeDeはあの日、NYに居た。
だが爆心からは離れていたので灰をかぶったり、
命の危険を感じたり、というようなことはなかったが。

それでもあの日から2週間NYとWashigton DCに滞在していて
アメリカという国を理解するのにまたとないチャンスであった。

人間の運命というのは、最初から決められている!という説に
DeDeはどうも軍配をあげざるを得ない。
9.11の時も、いくつもの偶然が重なって、危険な中に飛び込んで
そして無事だったからである。

DeDeはこの手の体験に事欠かない。

10年前、DeDeはアメリカと商売をしてたので、毎年2〜3回は
NYとそのあたりに行くのを常としていた。

それも、Trade show目がけての渡航だったので、
だいたい同じ時期である。

それは8月の終わりか9月の2,3,4日辺りなのだが、
この年に限って具合が悪くなり、出発を遅らせねばならなくなった。

で、この時に限って、いつものフライトが取れなくて、
違う飛行機会社を使うことになって、いつもなら午前中にNY着なのだが
この時は夕方着だったから、定宿は辞めて、
直通お迎えバスのあるマリオットホテルに停まる予定だったのだ。

そのホテルはワールドトレードセンターの目の前。

いつもなら絶対Stayしないエリアである。

でも何故か、この時ばかりは突然NYの摩天楼を見渡したくなって
がらにもなくこのHotelを予約したのである。

人の行動は本当に不思議である。
いつもなら絶対にしないようなことを突然やりたくなる時がある。

それも大惨事になるような時に限って・・・・

死神に睨まれるとはこういう時を指すのだろう。




                           Bohemian DeDe

Bohemian DeDe
| 世界心の旅 NY編 | 16:25 | trackbacks(0) | pookmark |
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